「我々が国民だ」-脱原発デモin長野で秘密法反対全国ネット交流集会の報告をしました☆

2012年5月6日、朝日新聞は「チェルノブイリは情報を隠したが、福島では混乱はあったが、情報隠しはなかった」と報じました。「その通り」と思う方はこの場におられますか?

情報隠しや情報操作に「なかった」となんのためらいもなくいえてしまうマスコミ。かつては「原発の安全神話」に積極的に加担したマスコミにとっては、情報操作も情報隠しもなかったのでしょう。

 

「我々が国民だ」-私たち1人1人が声をあげることこそ社会を変えていく力

私たち1人1人が声をあげることこそマスコミや社会を変えていく力。かつてベルリンの壁が崩壊したとき、東ドイツの人口130万人の東ベルリンで「我々が国民だ」のスローガンのもとに100万人のデモがおこりました。韓国が軍事政権、秘密国家を打ち破り、民主化した力は市民メディア、市民の発信が大きかったといわれています。

全国26都道府県・55団体が参加している「秘密法に反対する全国ネットワーク」が、14/4/6(日)ウィルあいちにて第1回全国交流集会を行い、15都府県・26団体、160人が参加しました。全国各地の経験を学び合いました。   

確認したアピールでは「討論と交歓を深めて、私たちは、一層の確信をもちました。支持政党も運動経験も異なり、世代も運動のスタイルも違う広範な人々が、自律性・自主性を大事にしながら手を繋いでいくこの運動は、ますます広がり、大きな輪となって、必ずや成功することでしょう。なぜなら、この運動のあり方こそが、国民の目・耳・口を塞ぎ民主主義を圧殺する秘密法を、根底から打ち砕いていくことに他ならないからです。私たちは、すべての人々に呼びかけます。全国津々浦々で、声を上げましょう。声を繋ぎ、輪をつくりましょう。秘密法をロックし、廃止する運動を、ともに闘いましょう」とよびかけています。

 

生活の場から生活と秘密法をむすびつけて秘密法の問題を語り広げよう

長野県は78の県や市町村議会のうち、23の自治体が秘密法に廃止・反対、法律に懸念をしめしたものをふくめると、県議会と53市町村議会にのぼっています。また信濃毎日新聞見開き2ページの大意見広告、各地に多彩な会やネットワークが広がっていることが全国から注目され、特別報告をおこないました。

秘密保護法やだネット長野の中村さん(28)、「特定秘密保護法廃止を求めるあちの会」の20代30代前半の若々しい人たち、ストップ秘密保護法信州МLの毛利弁護士が発言しました。

「あちの会」は村の満蒙開拓団の歴史を語り継ぐ活動、日本の経済のありかたに疑問をもつIターンの若者たちをあたたかく迎え入れてくれる村の生活が土台になって、若い世代がのびのびと活動している様子を報告し、「自分の職業や趣味、生活と法のかかわりの学習が大切」と発言しました。

やだネットの中村さんは「運動をいろんな所で可視化し、漠然と不安を感じている人に広げたい」という思いから、やだネットの活動をふりかえり、「生活と政治を分けるんじゃなくて、同じ生きてく上で必要なものという並びに、生活と政治というものを並べること。生活に関係するという現実感、リアリティを秘密法についても持ってもらうこと、それがより多くの人に感心を持ってもらうきっかけではないか」と発言しました。

「あちの会」のОさんは「言葉、コール、絵など…一人ひとりの思いや表現が大事にされている点が、長野の3つの報告に共通していたように思います」と話しました。

 

 思い思いの表現で窒息しそうな社会に風穴をあけよう

無言館の窪島誠一郎さんは12月4日の長野市内の集会で秘密保護法によってもたらされる「萎縮」の不安を語りました。こうしたものを打開していくカギが、長野県内の活動、全国各地で生まれているんじゃないかと思います。

やだネットよびかけ人の和田清二弁護士は「窒息しそうな社会でデモが風穴をあける役割をはたしている」と話しました。みなさん、秘密保護法廃止にむけてともにがんばりましょう。

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コメント: 5
  • #1

    リリ (木曜日, 17 4月 2014 16:10)

    初コメです
    長野県在住の20代後半の男です
    僕は特定秘密保護法に賛成しています
    周りに反対している人はなかなかいませんので、あまり友人と議論になったこともありません

    何を特定秘密にするかという問題は多々あると思いますが、秘密無しに全てオープンにすることは物凄く恐ろしいことだと考えています

    自衛隊の機密情報等を 海外のテロリストやスパイなどに教えても良いわけありませんよね??

    当然僕らの知る権利は侵されてはならないと思います

    ですが何故特定秘密保護法自体を批判されるのかは理解できません

    北朝鮮の拉致に関わる情報を流したとされる日本人がいるとお聞きしました
    そんなの絶対に許したくありません

    お時間ありましたらコメント返していただけるとありがたいです

    よろしくお願いします

  • #2

    himitsuteppai (金曜日, 18 4月 2014 05:29)

    リリ様
    もし「スパイ天国」という日本の状態が事実として、その状況を国会で明らかにすること、時間をかけて討論をし、最高法規の憲法との整合性がつくように対策の法律を定めるのが筋だと思います。それを特定秘密や刑罰の適用は広範できわめてあいまい、恣意的な乱用の危険性があるものを、きわめて短い討論で強行採決してしまったことが問題だと思います。

  • #3

    リリ (金曜日, 18 4月 2014 15:49)

    himitsuteppaiさま
    コメント返していただきありがとうございます
    >「スパイ天国」という日本の状態が事実として、その状況を国会で明らかにすること

    本当に大事なことだと思います そして同時にこれから先もできないようにすることが大事だと思います

    >時間をかけて討論をし
    ずっとスパイできるような状況であったのにも関わらず何も対策をとっていなかった国会及び議員 無関心だった国民(僕自身を含め)に憤りを覚えます
    既にスパイできる状況ですので時間をかければかけるほどスパイの方々は対策をとることでしょう 一刻も早く法律を作らねばならないと思います

    >最高法規の憲法との整合性がつくように対策の法律を定めるのが筋だと思います
    その通りだと思いますが 憲法じたい矛盾だらけですし、現代の国際情勢にあったものとは到底思えません 日本国民みんなで憲法を作り直す時期が来ていると思います

    それとhimitsuteppaiさんのご意見は スパイ防止法のようなものは必要と考えているけれど 今回採決された特定秘密保護法には反対ということなんでしょうか? もしそうだとするならば 反対の意思の表し方がちょっと違ってくると思うのですがいかがでしょうか?

  • #4

    himitsuteppai (金曜日, 18 4月 2014 16:57)

    リリ様
    「スパイ天国」と言われるほど、スパイ行為が明らかになり数多く摘発されているという事実はあるでしょうか?日本が「スパイ天国」という状況ではないことは30年近く前の中曽根内閣のときに決着した話でもあります。
    外交や防衛上のことは現行法でも対処はできると私は思います。ほとんどありえない「スパイ防止」を口実に国民の権利をおさえる法律ならば私は賛成はできません。

  • #5

    りり (土曜日, 19 4月 2014 15:44)

    himitsuteppaiさま

    何度もありがとうございます
    >「スパイ天国」と言われるほど、スパイ行為が明らかになり数多く摘発されているという事実はあるでしょうか?
    僕はあると思っています 思いますがいわゆる拉致問題で 日本人が情報を北朝鮮側に送ったという疑惑があるそうです 今すぐに調査して、実態を明らかにすべきだと思います

    >日本が「スパイ天国」という状況ではないことは30年近く前の中曽根内閣のときに決着した話でもあります。
    全然決着してないと思いますが、例えばその時決着していたとしても、当時と現在では状況がまったく違います その時代その時代にあわせて憲法や各種法律は変えていかなければいけないと思います

    日本が現在スパイ天国であるということこそが本当に僕たち国民の知らなければいけない事だと思います

    実際にスノーデン容疑者の件でアメリカFBIが機密情報の諜報活動などしていると明らかになったばかりです 国内外共にスパイ活動から国を守るというごく自然な法律だと思います

    もちろん知る権利は侵されてはいけませんが

    第1号 - 防衛に関する事項
    第2号 - 外交に関する事項
    第3号 - 外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項
    第4号 - テロ活動防止に関する事項

    これを特定秘密とするわけですよね?
    僕は上記秘密を知りたいと思わないので 何でそこまで反対なのかよくわかりません