憎しみを広げないために テロも戦争も反対します

この間、テロが起きると戦争が起き、また新たなテロが生まれるということが繰り返されています。武力でおさえようとするほど、憎しみが広がっています。「有志連合」の立場からだけでは事態は見えて来ないと思うのです。

日本は、アジア太平洋戦争の反省から、「戦争は人間を滅ぼす」と「戦争はしない」と憲法9条で誓いました。


中東で子ども支援をしている千曲市の西村陽子さんは、イラクの人たちにこう言われたそうです。「日本は、第2次世界大戦で、アメリカに負けて、原爆も落とされた。戦争に負けたけど、その後、どこの国とも戦争をしないで、平和で経済発展を遂げている。イラクも日本のようになりたい。日本のことが好きなんだ」。中東で日本の評価は極めて高かったのです。誇るべきことではないでしょうか。


安倍首相は憲法9条を壊し、今回の事件にかかわって、「邦人救出」(人質をとる勢力を制圧する軍事作戦)を口実に、自衛隊の海外派兵や集団的自衛権など「戦争する国」づくりを推し進めようとしています。沖縄では圧倒的多数の米軍基地反対の声をふみにじり、辺野古の巨大な新基地建設を強行しています。こんなことをすれば、日本はテロの標的になってしまいます。私たちは認めることはできません。