長野県内3つのママグループがよびかけ25の団体・グループの賛同による野党統一候補を求める「共同アピール」の記者会見

私達母親は、この戦後70年の節目に、安保関連法を強行採決した安倍政権を、許す事ができません。

今まで築き上げてきた平和のあり方を一変させ、守らなければならないはずの政府が、その縛りである憲法を壊し、私達国民に戦争を押し付けた事に対し、こんな世の中に子ども達を生んでしまったという責任を強く感じています。

 

一内閣で、このような横暴をしてしまう事は、過去に戦争へと進んでしまった事の反省が、できていない、戦争を絶対悪としていない証拠です。

また、安倍総理がいくら徴兵制は無いと言っても、勝手に憲法解釈を変更して集団的自衛権を認めてしまった政府ならば、またも簡単に徴兵制をも認めてしまうのではないかと、私達が思うのは当然です。また、実質的に経済的徴兵がしかれている事にも憤りを感じています。なぜなら、誰もがいつそのような経済的状況になってもおかしくない、社会情勢だからです。派遣法の改正や、増税などなど。その状況が意図的に作られようとしているようにしか見えません。

私達日本人は、過去の戦争の反省のもとで、憲法を作りました。政府自身が憲法を守らなければいけないのです。

集団的自衛権の理由に「日本を取り囲む情勢の変化」を言われますが、集団的自衛権は、アメリカを守るために日本のお金と若者の命で負担する「血の同盟」でしかありません。

 

来年の夏の参院選で、何としても自民党に勝たなければ、この安保関連法を止める事ができません。安保法反対の県民と野党とが、みんなで1つにならなければ、勝つことができません。

このまま日本が戦前にならないために、手を取り合って一緒に頑張りたいと思い、共同アピールを出す事にしました。

私達母親は、命をかけて命を生みだします。

全ての人には母親がいるのです。

だから、自衛隊員の命といえども差し出すことはできないのです。

 

12月19日(土)に私たち子育てママのよびかけで、クリスマス・アピールウォークを開催し、「立憲主義と民主主義をとりもどすための統一候補擁立を求める共同アピール」を発表しました。当日は埋橋茂人県議(民主・県連広報局長)、唐沢千晶さん(共産・県若者雇用対策室長)、池田清長野市議(社民・県連政策審議会長)が挨拶され、アピールを手渡しました。北澤俊美参議院議員(民主党県連代表)からもメッセージをいただきました。当日、来られなかった維新さんのほうにはファックスを送りました。現在、安保関連法に反対するママの会信州、うえだなないろアクション、ママは戦争しないと決めた実行委員会のよびかけ3団体を含む、25の団体・グループが賛同しています。

 

安保法制反対の運動で私たちは、集会やデモ、アピール行動を通して、また、インターネットなどで横にゆるやかにつながってきました。そうやってつながってきた団体・グループに声かけをしたりするなかで広がってきたのがこの25の団体・グループで、今、名前を連ねることを検討しているところもあります。今後も賛同を広げていきたいと思いますし、政党への申し入れも続けていきます。

 

信州は「村でも町でもどこでもデモ」という言葉があるくらい、市町村段階での集会・デモが活発です。ここに名を連ねている団体・グループはそういう集会・デモに取り組んできたところです。

昨日は長野県内の文化人や経済人の方々による野党統一候補の擁立を目指す市民団体「2016信州市民の会」の記者会見があったと聞いています。いま野党統一候補を求める動きが広がっています。私たちも含め県民とすべての野党で懇談・協議する場があることをのぞみます。

(12月24日、長野県庁での記者会見)

立憲主義と民主主義をとりもどすための統一候補擁立を求める共同アピール

2015年12月24日

私たちは、次期参議院議員選挙において野党が統一候補を擁立し、協力して選挙に臨んでいただくことを求めます。

先の国会での安倍政権の暴走に対し、長野県内では「違憲の安保法案は廃案に」「だれの子どももころさせない」と村から町から自治体ぐるみで、これまでにない反対運動が取り組まれ、「村デモ」という言葉さえ生まれました。

強行採決後も女性とりわけ子育て中の母親、教員、戦争体験者、若者をはじめとして、県内各地で安保法制の廃止を求める動きが広がっています。

野党のみなさまには、次期参院選において

(1)安全保障関連法の廃止

(2)集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回

(3)日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどす

この立場で県民と共同し、一人区で勝利できる統一候補を擁立してくださることを、心よりお願い申し上げます。

 

安保関連法に反対するママの会信州

うえだなないろアクション

ママは戦争しないと決めた実行委員会

 

≪賛同団体・グループ(12月24日現在、25の団体・グループ)≫

安保関連法に反対するママの会信州/うえだなないろアクション/軽井沢アクション実行委員会/憲法かえるのやだネット長野/憲法九条を守る中野市民の会/県退教長水支部/原発に頼らない未来を創ろうプロジェクト/自分たちも、大切な人たちも戦争に行かせない!実行委員会/信州と沖縄を結ぶ会運営委員会/信州レッドアクション/戦争法(安保法制)の廃止を求める駒ヶ根市民の会/戦争法(安保法制)廃止を求める2000万人統一署名をすすめる長和町の会/「戦争法廃止」須高の会/戦争法に反対する池田町民の会/だまってられない(松川村)村民/東御市9条の会/白馬・小谷被爆、戦後70年平和実行委員会/平和へのいのちを繋ぐ東御市民の会/ピースアクション佐久/ぴーすウォークまつもと/ひとミュージアム上野誠版画館/僕らが主権者って知らなくて委員会/ママは戦争しないと決めた実行委員会/八ヶ岳ピースパレード

和田登さん(児童文学作家、映画「望郷の鐘」原作)のメッセージ

今こそ、ハチドリに学ぶ時

                

多分、皆さんがご存じの、南米アンデスの民話。「ハチドリの一滴(ひとしずく)」。

        

山が火事になりました。

すると、動物たちはみんな大騒ぎで逃げてしまいました。

けれど、小さな小さなクリキンディという名のハチドリだけは、繰り返し口ばしに水をふくんで飛んで来ては、火の上に落とすことを止めませんでした。

「そんなことして何になる」

と、他の者が聞いたところ、こんな答えが返って来ました。

「オレは、今、自分に出来ることをしているだけさ」と。

         

ところで、みなさん、自分ひとりの力は、小さすぎて政治に対しても、無力だとあきらめていませんか。

だが、この「ハチドリの一滴」に学ぼうと、私は大きな声で言いたい。選挙のたったの一票、そのほかのささいな運動が、政治を大きく動かすことを知っているから。

          

米軍は、最近この五センチたらずのハチドリに学んで、小さな軍事用の偵察機までつくり、殺戮をなおも続けようとしています。

ハチドリから学ぶことが、まるで正反対です。

そういう戦争するアメリカのシモベになりさがっている安倍。安倍政治は絶対に許せません。

それに立ち向かうには、野党が連合するしかありません。

 

成功するか否かは、皆さんをはじめ、他の国民が、どれだけハチドリの一滴を信じ、ハチドリになれるかにかかっています。

今こそ、ハチドリの行動を!

在野の信州から、その「ハチドリ運動」を起こそうではありませんか。

                          二〇一五年 一二月二四日

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