2015年10月24日、長野市戦争法撤回デモでの北澤俊美参議院議員(民主党県連代表)のあいさつ要旨

安倍政権はきわめて危険です。

安保関連法の問題点は憲法に違反していることです。

 

また、法律を作る際には立法事実が必要ですが安倍総理が挙げた2つは参議院で否定されました。

 

安倍総理は「ホルムズ海峡が機雷で封鎖されたら日本は経済的にやっていけない、凍死者が出る」と言いました。他から一滴も原油が入ってこない? 日本はそんな寂しい国ではありません。さらに十分な備蓄もあります。

議論と法律の内容に齟齬があります。

 

核兵器や大量破壊兵器を後方支援で米軍等に輸送するつもりはない、といいますが、追及していくと中谷防衛大臣は 法律では可能であるといいます。

「地球の裏側まで行かない」と総理が言っても、法律では行けるようになっているわけです。

参議院で110時間議論をしました。うち80時間は野党の質問でしたが、そのなかで114回審議が止まりました。つまり、質問に答えられない、そのくらい曖昧な法律です。

安倍政権が求めるこの法律による行動と矛盾することを答弁せざるを得なくなるから、この法律は曖昧です。

 

ホルムズ海峡の件は最終盤になって安倍総理が 公明党山口代表の質問に答える形で撤回しました。

 

もうひとつ 立法事実とされた米艦防護です。安倍総理が米軍の艦船に日本人が乗っている図をしめして盛んにいいました。

アメリカはガイドラインのなかで、他国人、日本人を乗せることはありません。自国の責任でといっており、想定そのものがおかしいのです。

 

2つの立法事実がなくなり、憲法違反でもあるこの法律を通すことは絶対にできないはずです。

ところが自民党のなかでは この議論がほとんどなされていません。

安倍さんが総理大臣になってから 多くの新人議員が出てきましたが、安倍総理の取り巻きは中身をよくわかっていません。

参議院で法律の中身について細かく質問したのはヒゲの隊長だけです。

民主、共産、社民に質問時間を与えられたら 114回ストップどころか、ほとんど機能停止です。

この法律がつづいていけば大変なことになります。

 

米国側の一部ではこの法律を喜んでいます。

財政難のため、日本に代えられるところは日本に押し付けようとしています。

 

アメリカは日本と安全保障条約を結ぶときに、集団的自衛権を使わなくていいといっています。

他国はアメリカと条約を結ぶ際、アメリカに対する援助を盛り込みましたが、日本の場合は憲法9条に違反するため 日本国憲法に基づいて規定するとされました。日米安全保障条約第3条では、憲法の範囲内に限ることを明確にしています。

 

私が防衛大臣のとき、ゲーツ米国防長官や米軍高官、民間シンクタンクと話しましたが、集団的自衛権の行使を要求されたことはありませんでした。

政権から離れたアーミテージだけが集団的自衛権を結ぶべきといっています。

「日本の自衛隊ほど規律正しく優秀な部隊はない、世界のために使うべき」と。

こういう発想がアメリカの一部にありますが、正式に要求はしてきません。

安倍総理は要求もされないのに、自衛隊をもっと使ってくださいと言っているわけです。

 

敗戦から70年 平和国家として 世界の信用を得てきました。

さらに70年を遡れば 日本は西南戦争、日清戦争、日露戦争‥と多くの戦争をしてきました。

70年の重みをこうして考えると安倍総理がやろうとしていることはとんでもないことです。

 

安倍政治を止めるためにできること。

ひとつは今日のように、みなさんが自発的に出てきて「安倍政治を許さない」 「戦争法反対」といっていただくこと。これは次の選挙に向かっての大きな力になるはずです。フランスで起きた革命のような動きが 全国で始まっています。今日 こうして長野の中心で挨拶させていただけるのは本当に心強いです。

 

共産党から大胆な提言がありました。連立政権を組むには なかなか難しい問題がありますが、選挙で一緒に闘い、法案に賛成した自民党員を落とすことはできます。

絶対にそれだけはやっていきたい。

県内有権者をあげて 野党が協力して自民党の候補を国会に行かせない。

我々も最大の努力をします。

(※ぬかぼこさんに文字起こししていただきました)