まるで真珠湾攻撃前の、戦争を批判したら「弁士中止」と警察が集会を解散させた時代を思わせる池田町公民館の会場使用許可取り消し

12・8戦争させない!!女性アクションへのメッセージ

戦争させない!!女性アクションにお集まりの皆さん、寒い中お疲れ様です。

 

真珠湾攻撃報道に湧く75年前の今日、国民の多くは戦争の勝利を疑いませんでした。女たちは肉親が戦争に行くことを喜んではいませんでしたが、笑顔で肉親を国に捧げる皇国の母を演じました。その時代女たちは選挙権を持っていませんでした。だからこそ戦後投票用紙を手にした女たちは、現役自衛官の母が訴訟を起こしたように、もう自分の気持ちを偽ることは絶対にしない、そう誓いました。

 

私たちは憲法の下、個人の尊厳を守られて生きているはずです。その中には自分の思いを表現する自由がしっかり保障されているはずです。

 

池田町では、住民が今の政治に対する野党の政策を聞き、住民間の多様な意見を聞きたいと企画した「政党と町民の集い」を「申請理由が違う」「特定政党の利害に関する記載がある」と突然使用不許可にしました。理由自体の不当性以上に、一旦許可するとした時の確認文書に、事務局が確認してもいない「選挙の話題。議論は一切しないこと」という明らかに憲法21条の保障する集会、結社、表現の自由を侵す文言が入っていました。

 

抗議文に、行政は「守って頂けそうもないから」再度不許可にしたといいました。もし許可した集会で選挙の話をしたら確認書違反として途中で集会を中止させたのでしょうか。まるで真珠湾攻撃前の、戦争を批判したら「弁士中止」と警察が集会を解散させた時代のようです。

 

町民の会は今後、公民館が住民の社会教育の場としてしっかりその役割を果たすためにもこの問題が憲法に沿って解決するようにがんばります。

 

戦争させないためにも自由と民主主義を握って離さず共にがんばりましょう。

 

2016年12月8日

戦争法に反対する池田町民の会