今年は憲法施行70年。一人ひとりの命が尊重され、幸せが共有できる政治を

あけましておめでとうございます。今年は憲法施行70年です。

 

私たちは安倍政権の暴走から、立憲主義、民主主義をとりもどそうと、活動を続けてきました。各地での、小さな活動がつながって大きな声になりました。その声が野党のみなさんに届き、昨年夏の参院長野選挙区で野党統一候補の杉尾ひでやさんが勝利。私たちは民主主義の形を実感しました。

立憲主義、民主主義は、誰もが人間らしく生きていくための基礎となるものです。

 

安倍政権は、「アベノミクス」「1億総活躍社会」のスローガンの陰で、「景気のために」と武器を輸出し、「戦争する国」づくりをすすめています。私たちは「ひとを殺す武器を生産して豊かになろう」と子どもに言うことはできません。

 

原発再稼働、沖縄基地問題、TPP、年金カット法、カジノ解禁…、安倍政権のすすめていることは、多くの人々の不幸を踏み台にした、ごく一部の人の幸せのための政治です。国民の命をかえりみない安倍政権のもとでは、個人の尊厳が守られることはありません。

 

立憲主義の原則は、改憲、護憲など立場の違いは関係ありません。自民党がつくっている憲法改正草案はこの立憲主義を逆転させてしまう内容です。一昨年強行採決された安保法制は、憲法を壊す内容だったからこそ、弁護士会など広く反対の声があがったのです。

 

特定秘密保護法と昨年5月に改正が成立した盗聴法、そしてまた取り沙汰されるであろう共謀罪。これらを組み合わせると、とんでもない市民への弾圧が始まってしまうのではないかと危惧します。自民党による改憲草案、特に内閣が勝手に決めて勝手に独裁状態にできる緊急事態条項が憲法に取り入れられてしまうと私たちの生活には自由や基本的人権もなくなってしまいます。71年前と同じように再び戦争と言う愚かな道へ歩みをはじめてしまいかねません。

  

いまの憲法の理念を生かし、一人ひとりの命が尊重され、幸せが共有できる政治を求めます。

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