【信州】私たち母親が「安保法でどうなるの?」リーフレットにこめた想い(1)

私は子ども達の幸せな人生を願う、ただそれだけの普通であたりまえの母です(たえ)

私は上田市で6歳の息子と娘を育てています。平凡で、ふつうの母親です。

いわゆる政治的な母でも、活動家な母でもない。ただ、普通の母です。

夜、子どもの寝顔を見て頭をなでながら、この子の死に顔だけは見たくない、と願う母です。

事故にあいませんように

病気になりませんように

事件にまきこまれませんように

そして、戦争でころされませんように

全部、今あたりまえのようにあるからこそ、こうしてこの子は元気で生きているけれど、そうでない子ども達も世の中にはたくさんいる。

たまたまこの地に生まれただけの、たったそれだけの違いで、人生や命は違ってしまうんです。

 

私は、ふつうの母です。

子ども達の幸せな人生を願う、ただそれだけの普通であたりまえの母です。

でも願うだけでは何も始まらない。だからこそどうしたらこの願いが叶えられるのか、一生懸命考えます。

 

今、政府では着々と「戦争ができる国づくり」をしています。

武器の輸出が可能になって人をころす道具を企業が堂々とつくるようになり、

日本にいる自衛隊員たちが外国の戦争に人をころしに行けるようになり、

お金に困っている子ども達はそれとひきかえにその一員になれと言われ、

国に憲法の鎖をつけて守っているはずの戦争への足枷でさえ、この夏の選挙の結果次第で政府は外してしまおうとしている。

憲法を変え、「今は緊急事態だから」と言って人々の基本的人権を奪い、やがて国民はものも言えない戦争の道具になってしまう。

そんなこと、子ども達を生んで大事に育てている私たち母親には、到底許せることではありません!

 

でもこのままにしていると、この国は間違いなく戦争という大きな流れにのみこまれてしまうでしょう。

では、どこでその流れをストップさせられるのか。それは今年の夏の参議院選挙です。

今の与党、自民党と公明党の候補者を勝たせない。全国各地、そして長野でも今、小さな声が集まって大きく広がり始めています。

 

私は、ふつうの母です。政治の話はとてもむずかしく、分からないことが多いです。

でも、子ども達の命を、私たちの生活を守る背景にある政治は、生活の大きな一部分です。むずかしいけれども、考えなければ、動かなければいけない話です。

私たち大人だけの話ではありません。子ども達の、この国の未来の話です。

 

どうか、今まで選挙や政治に興味がない、希望を感じられなくなっている人達も、一緒に考えてください。

そして、小さなことも大きなこともひとつずつ、一緒に行動していきましょう。

私たちは、育児、家事、仕事に追われる忙しい日々の中、この国が本当に平和になるまで声をあげ続けていこうと決めました(みゆき)

私は11才と6才のふたりの息子の母です。母になって11年間、毎日子どもの体のこと心のことを心配し、健康に育って欲しいと心を込めてご飯を作り、人の痛みのわかる優しい人になって欲しいと願いいろんな話をしたり…日々大切に子どもを育てています。

 

きっと日本中のお母さんが、世界中のお母さんが同じ思いで子を産み育てていると思います。今の穏やかで平和な日常が何より大切です。そんな日常が壊されてしまうかもしれない、日本が戦争する国になってしまうかもしれない、日本が戦争の加害者にも被害者にもなってしまうかもしれない…。そんな危機感を感じていてもたってもいられない思いの全県の全国のお母さん達が「だれの子どももころさせない」の思いで繋がり、法案成立後も諦めず声をあげ続けています。

 

子ども達が誰かに殺されるのも、子ども達が誰かを殺すのも、誰かが誰かに殺されたり、殺すのを見るのも、悲惨な日常の中で心が死んでしまうのも…、絶対に絶対にイヤです。そしてその誰かは、もしかしたら我が子かもしれません。あなたの子どもかもしれません。想像してみて下さい。

だから私たちは今、嫌なことは嫌ですと、おかしいことはおかしいと、意思表示しなければいけません。

 

また私は、福祉現場で働く支援員として、ハンデや病気を抱えた子の子育てに悩む母としても言いたいです。憲法13条にこうあります。「すべて国民は個人として尊重される。生命、自由および幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする」

国に貢献するとかしないとか、お金になるとかならないとか、そんな時の権力者の価値観なんかで個人の尊厳を判断しないで下さい。人はみんな自分を大切に思い、周りからも大切に思われ、その人らしくしあわせを追い求める権利があります。その権利を保障できる国でないと、本当の平和は成り立ちません。

 

私は9月19日に強行採決された安保関連法を絶対に許せません。こんな民主主義も立憲主義も、何より大切な人権までも無視したアベ政権を絶対に許すことができません。日本が憲法9条を掲げ、この先も平和な国であり続けることを、すべての人の人権、生存権が守られ、国民全員が希望を持って生きていける社会を心から願っています。

 

だから私たちは、育児、家事、仕事に追われる忙しい日々の中、同じ思いのお母さん達と繋がり、大切な子ども達を守りたい一心で、この国が本当に平和になるまで声をあげ続けていこうと決めました。

 

私たちの願いは、夏の選挙で全ての野党がひとつになり、野党統一候補を擁立し、一人区の長野から野党議員を選出することです。どうか野党の皆さんが協力して選挙に臨んでいただきますようお願い致します。