やだネット長野

シンポジウム「コロナと暮らし」は延期とします

新型コロナウィルスの感染が、長野県でも再拡大しています。

 

9月5日(土)午後1時30分よりホクト文化ホール小ホールで予定していましたシンポジウム「コロナと暮らし」は、延期することとします。

 

なお、医療、教育、学費、営業、ジェンダーなどの角度から、コロナ禍で起こっている実態や意見を聞きながら、 私たちの社会・世界を見つめ、提言をまとめる作業は引き続きおこなっていきます。冊子をつくります。

 

 

不安をちゃんと見る

弱さに向き合う

強制ではなく連帯する

 

コロナで映し出された

わたしたちの今の題を 

ひとつ、ひとつ

解決していけるように

 

コロナを考えることで

見えてくる世界を

ひとり、ひとり

考える糧にしてほしいな

 

新自由主義から転換し、国家がいがみあう不毛を乗り越え、助け合う未来に進むために舵をきろう

  

2020年8月8日 「コロナと暮らし」実行委員会(実行委員長 弁護士・岡田和枝) 

地域の医療崩壊を起こさないためにも財政支援、誰もが健康で安心して暮らせるように国の責任で医療体制を整えることを強く求めます

医療・介護職場で働く立場から発言します。

 

この地域での感染がそれほど増えなかったのは、みなさんの感染拡大防止に対する心がけの結果だと思います。

東京を中心として感染者数は多くなり、県内でも連日報告されるようになってきており、心配はつきません。

まだまだ先は見えませんが、気を緩めることなく上手にお付き合いしていきましょう。

病院や施設では安心して受診していただけるよう、感染対策等もおこなっています。

 

今回の新型コロナウィルス感染の流行で、医療や介護の体制の薄さがうきぼりになりました。

 

1つ目は、感染を防ぐための物品の不足です。

コロナウィルスの流行期には、マスクや消毒薬が不足していて、使用を制限せざるを得ない状況が続き、私たちはこれで感染が防げるのか本当に不安を抱えながら仕事をしてきました。

現在は、以前に比べれば、安心して使用ができる状況にはなっていますが、十分ではありません。

感染することを防いで、安心してみなさんに病院や介護施設を利用していただきたいのですが、感染を防ぐための物品が不足していては、それをかなえることができません。

安心した環境を当たり前に提供するために、マスクやガウン、消毒薬などの安定した確保を強く求めます。

 

2つ目は、感染症等に対応するためのベッドや人員の不足です。

長野県でも、それぞれの地域で相談をし、受け入れ態勢を整えてきました。

各病院では、発熱者に対応するために別の診察室の用意や、予定していた手術を先送りにする、感染症の疑いや感染症の受け入れのためにベッドを開けておく、などして緊急事態に備えていました。

感染症を受け入れる職場では、職員を独身者や家族の少ない職員に選別し、感染患者が入院となると、携わった職員は、自宅に帰れない、自宅待機する等で感染を広めないような対策もしていました。

また、感染を未然に防ぐためには、手厚い体制が必要です。診察する場所や検査する場所も分けなればなりませんし、重症者への対応も倍以上に人手が必要になります。もともと不足している医療現場に余力はなく、そもそも感染症患者を受け入れるための病床数の確保、人材の配置はまともに整っていません。

いざという時のために対応ができるベットや人員の確保を強く求めます。

 

3つ目は、医療機関や介護施設を支えるためのお金の不足です。

東京女子医科大学の夏季一時金がゼロ、というニュースでみなさんもご存知かもしれませんが、新型コロナウィルス感染症の患者を受け入れたところも、受け入れなかったところも、どこも収入が大きく減少しています。

職員の一時金を減らさざるを得ない、という病院や施設が、私の職場も含めて、全国の私たちの仲間の組合のなかでも3割を超えています。

もともと病院は診療報酬制度で、病院のベッドは9割以上を埋めていかなければ成り立たない仕組みになっています。

感染症患者を受け入れるための空きベッドをつくることや感染拡大防止のためにその他の手術等を延期すること、そもそも外来患者が減ったことなどで大きな減収となっています。

緊急の融資等もありますが、当たり前ですが、融資ですからあとで返さなければいけないお金です。

もともとギリギリのところでやってきていたわけですから、その後も返せるのかわかりません。このままでは経営が行き詰まり、閉院しなければならない医療機関が多く出てくるのではないかと心配です。

第二次補正予算で、医療従事者への慰労金や、感染症受け入れのための空きベットげの補助金が支給されることとなりましたが、この間の大きな減収を穴埋めすることのできる額ではありません。地域を支えている全ての病院、介護事業所への政府による補償を強く求めます。

 

昨年秋に政府が、公立・公的病院の再編統合を発表しましたが、これは直ちに撤回すべきです。

今回の新型コロナウィルス感染症の拡大で、日本の医療・介護体制はどこも不十分で、とても不測の事態に対応できる余裕がないということが明らかにんりました。

普段の診療はもちろん、感染症や災害等にも対応のできる病床や医療従事者の確保等が必要です。

このままではみなさんのいのちを守ることができなくなってしまいます。

地域の医療崩壊を起こさないためにも財政支援、誰もが健康で安心して暮らせるように国の責任で医療体制を整えることを強く求めます。

 

(2020年7月19日、長野駅前での街頭行動で)

休業補償を受けて、新型コロナを広げないためにパチンコ店を休業するというのが、憲法の要請する社会

※岡田和枝弁護士のコメントです

 

私たちの自由は、「公共の福祉」即ち、他の人の権利とぶつかるときは制限されます。

パチンコ営業は、経営者の営業の自由、利用者の幸福追求権、移動の自由など、憲法上の保障を受けています。

他方で、3密状態を作ることで、新型コロナのクラスター発生のリスクを高めるということは、現時点で科学的に明らかになっていることです。

そうすると、パチンコ店の営業は、特に持病を持った人や高齢者など他の人の命や健康を侵害する可能性があるため、「公共の福祉」により制限されます。

問題は、合法的に経営しているパチンコ店に休業補償を出さないことです。

憲法12条後段には「また、国民は、これを濫用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれおを利用する責任を負う。」とあります。

休業補償を受けて、新型コロナを広げないためにパチンコ店を休業するというのが、憲法の要請する社会であると思います。

「憲法13条を読み直す」

“市民の間で憲法を学び直す動きが出てきた。長野市の田沢洋子さん(59)もそうだ。4年前の福島原発事故が政治への目を開かせた。特定秘密保護法の整備を安倍政権が強引に進めたことで、政治不信は深まった。思いを同じくする人たちと「秘密保護法やだネット長野」を結成、今年2月には「憲法かえるのやだネット」に名前を変えた。

 

収束の見通しが立たない原発事故、沖縄の基地問題、秘密法、新たな安保法制の整備…。田沢さんらは個人の権利が踏みにじられ、空文化していく恐れがあることに危機感を抱いている。

 

国民の権利を保障する憲法を政府や国会などに守らせる運動へと幅を広げるために、会の名前を変えたという。田沢さんは「13条に照らし、暮らしや社会がどうなっているか、点検することが大切だと思う」と話した。

 

 「国のかたち」を選び、決めるのは主権者の国民であることを忘れてはならない。それができるのも、個人の権利がきちんと守られてこそだ。そんな思いで13条を読み直したい”

(信濃毎日新聞2015年4月12日社説より)


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対話を重ねて「良心の自由」を育てる

「私はこう思う、あなたはどうですか?」という角度を大切にして取り組んでいる学習会は、2018年9月には、長野県を越えて岐阜県多治見市でもおこなわれました。根底にある問題意識は、以前、信濃毎日新聞に取材を受けて論説で紹介された「対話を重ねて『良心』の自由を育む」ということです。世界の多くで当たり前の自由なのですが、日本では憲法でわざわざ定められている「思想・良心の自由(内心の自由)」。現代の日本社会においても侵されやすいものとして見るべきだと思います。自分が、いい、やりたい、と思ったことは、縛られず、忖度もせず、のびのびと考えていいのです。

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「戦争をなくすために必要なこと」(元戦場カメラマン・石川文洋さん)

 人間というのは、月や宇宙にも行くし、深海にも行ったりするというすぐれたところもあるのに、過去の戦争の教訓を生かせない、愚かな点もあると思っています。

 

かつて日本の戦争が終わったときに、あれだけ「戦争はしない」と憲法九条をつくって、私も終戦のとき、小学校二年でしたが、本当に戦争というものは絶対にダメだと思いました。それが今、政府の人もそうだけど、一般の人も戦争からかなり離れてますよね。戦後直後のように、「戦争は絶対にイヤだ」とはなっていない。口ではそう言っていても、行動として、選挙で戦争をする国をつくろうとする人たちを選んでいる。それは戦争の教訓を生かしきれていないからだと思います。これは日本人だけでなくて、世界でもそうだと思います。

 

ベトナム戦争について、米国防長官だったマクナマラ氏が回顧録で、なぜアメリカが敗北したかを分析し、ベトナムの文化や民族を理解できなかったことだと書いていますが、私は戦争というものは相手を理解しないというところが大きな原因になっているというように思います。

日本の戦時中、私は沖縄人でありながら、朝鮮人を差別したり、アメリカ人については「鬼畜米英」と赤い顔してツノが生えたポスター、今でも私、覚えていますよ。そういう相手を理解していないことが戦争につながる。ベトナム戦争のときでも、アメリカ人はベトナム人は人間より落ちる土人、目がつりあがってですね、もう人間を人間として思わないで相手を殺していく。

戦争をなくすためには相手の国の一人ひとりの人間にはそれぞれの人生があるんだと、一人ひとりの人間を理解していくことです。軍事力では解決できません。軍隊は抑止力にならない、戦争をなくすためには地球上から軍隊をなくすことだと、軍隊がある以上戦争は起こるというように思っています。

 

私は日本の戦争がどういったものであったかを学びなおすことが大切だと思っています。そして私は、一人ひとりの人間の善意というものは信じています。そこに私は希望をもちます。この講演会に参加している人たちは戦争に反対してくれています、日本にも戦争に反対している人はたくさんいます。心強く思います。そういう人たちが広がって戦争はなくなる方向にすすんでいく、そう信じています。 

【信州・安曇野】「靖国には行かない」と特攻に散った上原良司が家族に別れを告げた場所で、私たちが感じたこと

安曇野の乳房川
安曇野の乳房川

特攻隊員・上原良司の妹、清子さんに聞き取りをしました。良司も清子さんも大好きだった安曇野の乳房川へ。ここは良司が故郷を離れるときに三度も「さようなら」と言って別れを告げた場所。

 

3人のお兄さんを戦争で亡くした清子さん。

───あの戦争はどうして始まったんでしょうね。

・・・・すみません。

・・・・皆さんは歴史に学び、自分の考えをしっかりもってください。 

 

※上原清子さんは、2018年9月にお亡くなりになりました。93歳でした。ご冥福をお祈りします。

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山本慈昭さんの精神を受け継ごう(映画「望郷の鐘」原作・和田登さん)

毎月19日の長野市のアクション、2016年8月19日は映画「望郷の鐘」原作者の和田登さん(長野市在住)から「山本慈昭さんの精神を受け継ごう」というメッセージをいただきました。映画「望郷の鐘」の主人公の山本慈昭さんは、長野県下伊那郡阿智村の出身。みずからも満州で過酷な体験にあいながらも、生涯を中国残留孤児たちの肉親探しにささげ、献身的な愛で支えました。

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松代大本営地下壕と説明板(案内板)の問題について

 松代大本営は、アジア・太平洋戦争末期の1944年夏に、「本土決戦」を叫ぶ旧日本軍が最後の拠点として、東京から現・長野市松代町に、大本営、政府各省等を極秘のうちに移転することが計画され、建設が行われた地下軍事施設群です。

 松代は海岸線から遠く、岩盤が堅いなどの理由で選ばれたとされています。象山、舞鶴山、皆神山一帯に独立した地下壕が掘られ、象山(イ地区)には政府、日本放送協会、中央電話局を、舞鶴山(ロ地区)には天皇御座所、大本営、宮内省関係を、皆神山(ハ地区)には食料庫を予定。壕の総延長は10キロを越え、終戦時には80%以上ができていました。

 工事は鹿島組と西松組が請け負い、主に朝鮮人労働者が従事。その数は強制連行と自主渡航による7千人前後と推定されていますが、工事犠牲者の数や実態は明らかになっていません。日本人も国家総動員法に基づき勤労動員されました。学徒勤労動員もありました。

 

児童文学作家の和田登さんは、長野市民新聞2014年8月26日付で次のように書きました。

“この工事の本質は、その工事主任であった吉田栄一大尉が憲兵の一員に告げた言葉「労務者は機械だ。あなたがたは人間だ。人間は口をきく。だから話せない」と、憲兵にさえ何の工事か明かさなかった言い方に表れている。人権を無視した労働だった”

“朝鮮本土で日本軍の収奪にあい、やむなく日本に渡航し、ここで働かざるを得なくなった人々を自主渡航組とよぶが、いったんこの工事に組み込まれると『連行組』同様、生きるか死ぬかの強制労働だった…ここに到着した形が強制的か自主かにとらわれると本質を見失う” 

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