長野市2・19戦争法反対アクション、杉尾ひでやさん(民主、参院長野選挙区候補)との座談会ダイジェスト

毎月19日に長野市内でおこなわれる戦争法反対アクション。

杉尾秀哉さん(民主、元ニュースキャスター)、山口典久県議(共産、県副委員長)、石合祐太さん(社民、県連副幹事長)がそろって挨拶。維新の井出庸生衆議院議員からメッセージも届きました。5野党党首が選挙協力に合意したという報告があり、大きな拍手に包まれました。

杉崎美幸さん(安保関連法に反対するママの会信州)のスピーチ

私たち、安保関連法に反対するママの会信州では、2月7日に共産党の唐沢千晶さんと座談会を行いました。そこで、唐沢さんの安保関連法に対する思い、政治に携わる思いをお聞きしました。その中で唐沢さんは「自分達にマイナスになったとしても野党共闘を何としてでも実らせる」「戦争法廃止を貫けない野党共闘なんて何の意味もない」「戦争法廃止の立場に立って活動する事が有権者への責任、広げるだけ広げることが自分の役目」とおっしゃいました。共産党の議席を伸ばす事より、ご自身が議員になる事より、戦争法を廃止する事が大切だと断言されました。

 

本日の午後、私たちママの会信州は、民主党の杉尾秀哉さんと懇談会を行います。そこで、杉尾さんの安保関連法に対するお考え、政治に携わろうと決意された理由、民主党の公認候補になった理由などをお聞きしたいと思います。私たちの想いはひとつです。「だれの子どももころさせない」そのために、戦争法を廃止すること。

もしも党の議席を守りたいからとか、多くの票を獲得して当選したいからという理由で立たれたのであれば、私たちは支持することは出来ません。民主党に勝って欲しいのではありません、共産党に勝って欲しいのではありません、野党共闘で自公落選運動をしたいのでもありません、戦争法廃止の立場を貫く候補者に何としてでも勝って欲しいのです。私たちの願いは、夏の参院選ですべての野党がひとつになり、戦争法に廃止の立場を貫く統一候補を擁立して、一人区の長野から野党議員を選出することです。どうか野党の皆さんが協力して、選挙に臨んで頂きますようお願いいたします。

Fさん(ママは戦争しないと決めた実行委員会)

強行採決、あの日を忘れないために行う19日の5か月目の今日。

中央の野党がついに動き出しました。

この5か月間。自分達の微力を感じながらも声を上げ、しかし進まない野党の協議へのジレンマは半端なものではありませんでした。

でも、私たちの小さな活動が、他の各地でも行われてきた小さな活動が、つながって、大きな大きな声になり、動かないと思っていたものを動かせたのなら。

これほどの民主主義の形を目の当たりにできたことが今まであったでしょうか。

私たちは昨日より、もっともっと自信を持って声を上げ続けることができるでしょう。

杉尾ひでやさんとママの会信州の座談会ダイジェスト

戦争法反対アクション後、杉尾さんとの懇談会。今まさに聞きたいことをその場で聞くことができました。

 

質問としては、なぜ政治を志そうと思ったのかなどの初心から、安保法制をどう考えるかなど、さまざまお聞きしました。このなかで杉尾さんは、安保法制と集団的自衛権容認の閣議決定に反対、撤回すべきと明言されました。

まず杉尾さんからあいさつがあり、ニュースキャスターを長く務めるなかで、過去の戦争でメディアが果たした役割への反省、今の安倍政権への危機感に触れ、「傍観者でいいのか」という問題意識があったこと、一人ひとりの命と人権を基点にした政治が必要と考えていたところに、安保法制や戦後70年とも結び付き、立候補の決意に至ったと話されました。

 

Q民主党については?

A今のところ、民主党の考えで一致していない部分はない。共生社会や新しい公共など賛同している。自分は保守リベラルな考えであり民主党と立ち位置が近い。

 

Q安保法制、集団的自衛権容認の閣議決定をどう考えますか?

Aどちらも反対。撤回を掲げている。例えば駆けつけ警護ひとつとっても重要なテーマなのに、11本まとめてというやり方にも、相当強い違和感を感じている。

憲法については、今の自民党の憲法改正には反対。9条は今のままで良い。

 

Q自衛隊についてどう考えますか?

ご自分のこどもさんが入隊したいと言ったら?

A国民の生存権を保障する意味で必要最小限度は合憲と考える。自民党の国防軍のように「軍」としない方がよい。

こどもは一個の人格なので本人の決断に委ねる。しかし、経済的な理由での入隊には反対する。そういう社会にしてはいけない。

 

Q野党共闘、統一候補についてどう考えますか?

A今日、5野党が中央レベルで協議することに合意したとのニュースがあったので、期待している。共同のテーブルのお話があればいつでもつきたい。安保しかり安倍政治しかり、目的はひとつなので、勝つためにはどうしたらいいかということだと思う。

翌日20日は井出ようせい衆議院議員(維新)と座談会。座談会の後、みんなで信州ママラップを歌いました。