新「防衛大綱」で思った。「平和のための安保法制」はやっぱり嘘だった(20190119長野市19アクション)

一般国民が法律を守るように、政治家や官僚などの権力者は、憲法を守らなければいけません。憲法は国家としての根本的なルールであり、法律とは社会の秩序を守るための憲法にもとづくルールだからです。

憲法は権力をしばるもので国民をしばるものではありませんが、1つ、憲法が私たち国民にしなさいと言っていることがあります。権力を縛る憲法を不断の努力で守りなさい。ということです。

 

権力が憲法を違反したとき注意するのは、私たち国民一人一人です。

ですから、現在の安倍政権の暴走を見逃すわけにはいきませんし、憲法を学び、監視しなくてはなりません。政治家や企業のモラルが低下し、世の中が乱れている原因の一つは、憲法を踏みにじったり、無視しているからです。安倍政権は、もっと好き勝手にふるまいたいために、憲法を変えたくてしかたがないのです。

 

憲法違反の安保法制を具体化した新しい「防衛大綱」で、軍拡はますます進んでいます。私たちの払った税金で、アメリカの言い値で兵器を購入する計画は、もはや守るためのものではなく、攻めるためのもの。専守防衛を建前としてきた自衛隊から、海外で戦争する軍隊へと変貌しています。宇宙防衛ではなく、身近に確実に訪れる災害に対して重点を置いてほしいと感じます。軍事費は増え続ける一方で、教育や福祉のための予算はどんどん減らされています。平和からどんどん離れていっています。平和のための安保法制は嘘だったと言えます。安保法制から今日まで、私たち市民の知らないところで、ジワリジワリと戦争する国に進んでいます。

 

 いまの憲法は、個人の幸福のための、個人の尊厳を守るための、政治をしなさい、法律をつくりなさいと決めています。そのために、「国民主権」があり、「基本的人権」があり、「平和主義」があります。安倍内閣の人たちは、危機感を煽って戦争のムード、改憲ムードを高めようとしていますが、憲法の精神に立つならば、国民の命を第一に考え、戦争を起こさないように平和的解決を求めることこそ、日本の政治、外交のありかただと思います。

 

 憲法を身近に感じることで、生活が変わると思います。物のミカタが変わると思います。モット自由に生きられるようになると思います。

 

私は、戦争をしたくありません。誰の子どもも、大切な人も傷ついてほしくありません。

武力では、憎しみしか生まれません。命があるから明日がある、夢が持てる、希望が持てる。

私は、今日より明日、明日より明後日、幸せになりたいと思います。

そのためにも私たち国民の事を、国民の命を大切にする政治を求めます。憲法を守る政治を求めます。