私は4歳になる双子を心から愛し育てる、この街がだいすきで、これからもこの国に暮らしていく予定の普通の主婦です。
二年前まで政治はよくわからないと、むしろ、自民党を応援していました。
なぜ自分が、今日ここで話をさせてもらうまでに至ったのか。
憲法を学んで、主権者が自分自身だと、国民一人ひとりだからと体感したからです。
先日の佐川国税庁長官の証人喚問に、わたしは愕然としました。
国家公務員は、全体の奉仕者であり、権力への奉仕者ではありません。
しかし、佐川氏は森友問題に関する安倍総理の関与はなかったと答え続けました。
心ある部下が自らの命を絶っても、何ら真実を語ることはありませんでした。
文科省の前川前事務次官とは大違いです。
三月に前川さんの講演会の実行委員会メンバーとして参加しました。
前川さんの教育や憲法に関する話を直接聴くことができて、考えることができて、よかったと思います。
前川さんはこう話していました。憲法を勉強していない人が、憲法を勉強していない人に憲法を変えましょうと言っている。今の日本は、知らず知らずに国民が権力の暴走を許し、権力の渦に飲み込まれようとしている。
憲法は、権力者を監視するためにあります。
未来にあふれたこどもたち、どんな困難が待ち受けていても、自分の頭で考え抜いて、意見を言い合い、互いに尊重し合い、権力者にこそ物が言える人に育てるのが、わたしたち大人の責任です。
自民党の憲法改正草案は、人を物のように考え、家族や教育の在り方に国が介入できるようにして、枠から外れようものなら、自己責任だと突き放し、非国民だとさえ言わんばかりの内容です
育児も教育も介護も、社会全体でサポートしていく、お互い様である方が温かいと思いませんか。
10の恩を受けたら、11にして恩を返す。少しくらい失敗してもいい。失敗や欠点は悪いことじゃない。今日より明日、明日よりあさって、半歩でも一歩でも前に進めればいい。
私の心の真ん中には、いつも憲法があります。太陽のように、あなたはあなたのままでよいのだよと、照らしてくれる憲法があります。
憲法改悪の国民投票の発議を許してはなりません。
みなさんは会社の研修なんかで言われる「4つのジンザイ」って知っていますか?人に財産の財で人財、人に罪で人罪。私は憲法を学び始めて、この言葉を信じていた自分が恥ずかしくなりました。まるで人がモノであるかのようです。
本来、人材とは才能があり、役に立つ人。有能な人物。人才(じん さい)という意味があります。
私は、職場で役に立っているか、どう思われているかを気にするより、思いやりを持って仕事をしようと決めました。
憲法は、どんな人も平等に幸福を追求し生きる権利を保障しています。
大企業の利益を優先し、過労死を増やす働き方法案を強行しようとするような、いのちを使い捨てにする政権に自分と子どものいのちを託すことはできません。憲法を変えさせるわけにはいきません
安倍政権は退陣を!!
自民党に鉄槌を!!