台風19号被災地の現状について

台風で被災し、避難した私たちの仲間が、家に戻ってから連日、ボランティア活動に取り組んでいます。

避難所生活は、朝晩の冷え込みが厳しくなり、疲れもたまっていることでしょう。プライバシーの確保も対策が求められています。

被災地では、まずはみんなで泥をかき出して、浸水部分の家財道具を全て外に出して、水で流さないといけない、それが各家庭まだまだ終わっていない。とくに決壊現場近くの方は、農家がほとんどで、広い敷地の自宅に入るところから泥をどかして中に入らなければなりません、遅れてやっとボランティアセンターもできましたが、1番欲しい所が1番後回しになっている。これが被災地の現状だそうです。

災害ゴミにかかわる問題も出ています。仮置き場が遠い、もっていけないなど、搬出する手段に困っている、近所の空き地に出されている災害ゴミも回収してほしい、分別しろと言われてもこまる、などの声が出されています。

下水処理場の「クリーンピア千曲」が浸水し処理を停止していることから、汚水があふれる問題も出ています。処理場近く一帯は汚水の臭いが充満しています。

また小さな子どもたちまでが駆り出され、体調を崩す子も出ています。

千曲川の氾濫の影響で、流域にある小中学校や高校で校舎が水につかるなどの被害が出るなか、学校の休校や再開のメドが立たないという問題、大渋滞で保育園、幼稚園、臨時の隣の小学校に送るのがとても困難で、家の片付けまでなかなか手につかない。子どもの居場所や避難先から自宅までの移動の問題、自宅での片付け作業中のトイレもない。などの問題も起こっています。

農業や企業、お店の被害も甚大で、課題は山積みです。