今の国会の状況、政治の状況を見るにつけ、子どもになんと話したらいいのか。本当に困る(中学教員の高木先生)

4月19日長野市トイーゴ前
4月19日長野市トイーゴ前

県教組の高木です。

私は中学校の教員ですが、妻は小学校の教員です。家で話をしながら、今の国会の状況、政治の状況を見るにつけ、子どもになんと話したらいいのか。本当に困ります。

 

財務省の福田事務次官が辞任しました。セクハラ問題ですが、その内容がひどくて公には口に出して言えないほどです。音声データがテレビで流されているのに、あくまで事実を認めず裁判で争うと言っていました。その辞任の理由は、「職責を果たすのが困難」。あきれてものが言えない。学校でも、悪いことをしたら、素直に認め、謝るのが当たり前でしょう。

「あんな会話した記憶がない」。どうしてそんなことが言えるのか、訳がわからない。

 

麻生大臣はこれまたひどすぎる。

「福田にも人権がある」、そして「セクハラを受けた記者は出てこい」です。

こんな麻生大臣も、即刻辞めていただきたい。

 

加計学園問題についても許せません。獣医学部の認可。岩盤規制を打ち破るという国家戦略特区ですが、その実は、安倍さんのお友達の加計学園に便宜を図るだけのもの。まさに政治の私物化です。

柳瀬元総理秘書官、彼は「加計学園認可の働きかけは『ない』と言ってきたが、愛媛県から証拠の文書が出てきて、どっちがウソをついているんだということになっています。

しかし、愛媛県の職員がウソをつく理由がない。首相官邸の側にはウソをつかなければならない理由はある。どちらが真実か明らかではないでしょうか。

 

森友問題は佐川前国税庁長官が悪いということで政府は終わりにしようとしている。佐川さんの証人喚問を見ましたが、ひどかった。「刑事訴追の恐れがあるから」と証言拒否。しかし検察は告訴しないことを決めた。そのまま、なんら罪に問われることなく、真相も解明されないまま、終わりにさせることはできません。

 

改竄、隠蔽、そしてウソを突き通す。こんな政治を続けさせていいわけはない。これを許さないたたかいは、今の状況を毎日ニュースで見聞きしている子どもたちに対する責任です。

私たちは傍観者であってはいけない。主権者として、アベ政権NOの声をあげていきましょう。