とりあえずは、わが身を守る為の行動をとろう(路傍の土、パート従業員)

私は東信地方の小さな会社でパートで働いています。

今までいろいろな会社で働いてきましたが、その中でも人間関係においてはどこよりも恵まれた環境で仕事ができていると感じています。

ただ、この新型コロナウイルスが世界中を騒がせるようになってから、その良いはずの人間関係になんとなく居心地の悪いものを感じてしまっています。

 

仕事中はみなマスクをしていますが、昼食の時間はコロナ以前と同様に、1つの部屋に集まり、全員でテーブルを囲んで食べています。当然マスクを外して食事しますが、特に換気もしていないようです。

 

私は、夫が仕事で首都圏へ行くことが多い為、昼休憩のこのスタイルに危険性を感じてそこに加わることをやめました。万が一、感染していた場合を考えてのことです。

水場にある共用のタオルも、以前から全員で同じ物を使うということに違和感を覚えていたので、これを機に使わなくなりました。自分のハンカチを持っていれば済む話ですから。

 

この会社の人たちは、新型コロナは別に怖くない、自分はかからないと思っているのだろうか、と思っていましたが、同僚たちと話すと、それぞれは不安に思っているようですし、都会からの旅行者が飲食店でマスクをせずにお喋りをしている姿を不快に思ったりしているようなのが分かりました。

不安や恐れはあるのに、実際の行動には「自分たちは大丈夫」「この会社の中だけは大丈夫」という意識があるように私には見え、そのズレに、私は一人、戸惑いを抱いています…。外部からの人の出入りはほとんどない職場ですが、もうすでに誰がどこで感染していてもおかしくない状況です。「大丈夫」に根拠があるようにはとても思えません。

 

きっと大丈夫、というのはお互いを信用してのことなのか、大丈夫だと思い込みたいだけなのか。

でももしも誰かが知らずに感染していたら、マスクを外して換気もせずに近い距離で喋りながらお昼ご飯を一緒に食べている人たちは、どうするつもりなんだろう。全員が出社できなくなって、仕事は回らなくなるけれど、そういうリスクは考えないんだろうか…

そういう気持ちを抱くことは、独り善がりなのかもしれません。危機感や警戒心の持ち方は、個人差が大きいのだとつくづく感じます。一人もやもやしながら働く日々ですが、とりあえずは、わが身を守る為の行動をとろうと思います。