台風19号の被害に関わる要望書を、募金と合わせて長野市にお届けしました

台風19号は、長野県でも多くの被害を出しました。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様の一日も早い復旧を願っています。

19日は、被災された方を支援する募金活動に取り組み、65,331円お寄せいただきました。10代の方がたくさん足を止め、また、中には千葉で被災された方もおられました。

台風で被災し、避難した私たちの仲間が、家に戻ってから連日、ボランティア活動に取り組んでいます。

避難所生活は、朝晩の冷え込みが厳しくなり、疲れもたまっていることでしょう。プライバシーの確保も対策が求められています。

冬が間近です。住む家の確保が急がれています。

被災地では、まずはみんなで泥をかき出して、浸水部分の家財道具を全て外に出して、水で流さないといけない、それが各家庭まだまだ終わっていない。とくに決壊現場近くの方は、農家がほとんどで、広い敷地の自宅に入るところから泥をどかして中に入らなければなりません。

災害ゴミにかかわる問題も出ています。仮置き場が遠い、もっていけないなど、搬出する手段に困っている、近所の空き地に出されている災害ゴミも回収してほしい、仮置き場のゴミがいっぱいになって出すのを禁止された、などの声が出されています。

下水処理場の「クリーンピア千曲」が浸水し処理を停止していることから、汚水があふれる問題も出ています。処理場近く一帯は汚水の臭いが充満しています(※10月19日から下水の受け入れを開始するも、被災地域の一部マンホールで、汚水があふれることが確認されている)

また小さな子どもたちまでが駆り出され、体調を崩す子も出ています。

千曲川の氾濫の影響で、流域にある小中学校や高校で校舎が水につかるなどの被害が出るなか、学校の休校や再開のメドが立たないという問題、大渋滞で保育園、幼稚園、臨時の隣の小学校に送るのがとても困難で、家の片付けまでなかなか手につかない。子どもの居場所や避難先から自宅までの移動の問題、自宅での片付け作業中のトイレもない。などの問題も起こっています。

農業や企業、お店の被害も甚大で、課題は山積みです。

以下の点を要望します。

 

【要望項目】

1、自宅が壊れた方の住む家の確保をお願いします

2、被災地のゴミ出しの問題の当面の解決、被災地以外でのごみ受け入れも視野に、広域で力を合わせた対応をお願いします

3、自宅の片づけなど災害復旧のため、2か所に臨時託児所及び保育施設での一時預かりが設置されましたが、いっそうの環境整備や保育園、幼稚園への送迎バスなども検討してください。

4、片付け作業のためにトイレを確保してください。ボランティアは自己完結が原則とはいえ、トイレは自己完結できない問題ともいえます

 

2019年10月21日 命と個人の尊厳を求める19アクション(憲法かえるのやだネット長野、信州レッドアクション、ママは戦争しないと決めた実行委員会)